玄関の下駄箱下で”がさごそ”やっていると、
「なんか最近、玄関の幼虫のビンが増えてない?」と背中から妻の声が...
うぉっと!キタ...
「うん。ちょっとねー。ほらカブトムシの幼虫の一部をビンに入れてココに置く事にしたから...」
「あっ、そう。この間”オオクワキング”ってデカデカと書いてあったダンボールが着てたけど、あれ何?虫?」
そうでした、飼育ビンやらゼリーやら小物を買ったときのダンボールをオキッパだった...
「まぁ、ゼリーとかだよ。もう、この時期になってくるとホームセンターとかでは売ってなくってなー。通販通販。」
「ふ〜ん。でもさー、こないだ見た時はその小さめのビン(サビイロカブトが入っているやつのこと言ってる)とか、
その惣菜屋のパック(プリンパックのこと言ってる)そんなになかったよねー。」
「そうかなー、気のせい気のせい。」
「いいやなかった。覚えてるもん。何か虫増やしたんでしょう?」
ん〜。抵抗しても無駄だなーと判断して、
「うっ、まぁ、少しだけな。」
「この前、もう増やさないでねと言ったわよねー。」
やっぱり、そう来た。(もちろん言われてたことは覚えてる。)
「イーじゃん!別に俺の金でやってるんだし!ちょっと場所だけ使わしてくれればサー。」(と抵抗)
「あっそう。」(と、ちょっと本気の怖い顔...)
せっかく楽しんでる趣味の事で喧嘩するのも嫌だったんで、
「そんじゃー、このラインまで置かせてくれれば良いから...お願いしやす。」と床のタイルの切れ目を指して、やんわり交渉。
「じゃー、ココまでね。ココから先には出てこないでよね。玄関が狭くなるから。」
「約束します。」
「あとさー、コバエ何とかしてよねー。あれ、ウザイから。」
「ん〜。努力します。」
と、何とか下駄箱下を飼育場所として死守!
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